【後悔しない選択】をし続けるって決めたから。
私は、
たとえ明日が
人生最期の日だったとしても
絶対に後悔しない今を生きる
と決めています。
そして、
最期の時には、
「楽しい人生だったなぁ」
と言って、眠りにつく
と決めているんです。
私の母は、
40代で、ある日突然、
帰らぬ人となりました。
忘れもしない、
クリスマスの日。
母が、
泊まりに来る予定の日。
当時会社員だった
私のもとに、
弟から1本の電話が入りました。
「お母さんが倒れたけど、
意識もしっかりしてるし
大丈夫だと思う。
何かあったら電話する」
そんな電話です。
母は元々高血圧で
それまでにも
救急搬送されたことが
あったんです。
けれどいつも
何事もなかったかのように
元気に戻ってくるので、
私も弟も、
その時も、
「いつもと同じだろう」と
思っていたんです。
けれど、
数時間後に再び鳴った
電話越しに聞こえてきた弟の声は、
震えていました。
「もしかしたら、
ダメかもしれない」
私はショックで
立っていられなくなり、
会社の先輩に
私の車で家まで送ってもらい、
すぐに新幹線に乗って、
急いでタクシーに乗って、
病院に向かいました。
ほとんど放心状態
だったと思いますが、
不思議なことに
当時の記憶だけは
鮮明に残っているんです。
病院に着くなり、
「執刀医から話がある」
と別室に通され、
母は助からないことを
伝えられました。
弟は横で泣き崩れましたが、
私は、、、
涙が出ませんでした。
信じられなかったんです。
だって、昨日、
「明日行くからね」
って、電話したばかり。
やっと仕事で出世して、
これから、という
所だったはず。
受け入れられるはずも
ありませんでした。
後から聞いた話ですが、
手術前まで母は
電話で知らせなければいけない人に
連絡をしていたらしいです。
弟は直前までその姿を見ていただけに
私よりショックは
大きかったでしょう。
私に本当の後悔が
襲ってきたのは、
その後、なんです。
まだ、一度も
飲みに行っていないよ。
まだ、一度も
旅行に連れて行って
あげていないよ。
まだ、一度も
本音を聞けていないよ。
どんな人生を歩んできたのか、
もっと話してみたかったよ。
いつか、時間ができたら。
いつか、お金ができたら。
いつか、子供が大きくなったら。
そうやっていつも
後回しにしてきた結果、
私は、
二度と取り戻せない
かけがえのないものを
失ってしまたんです。
人生が終わるのは、
一瞬なんだ。
後悔したって、
何も取り戻せないんだ。
いつだって、
選択できるのは
“今”なんだ。
私はそんな大切なことを、
苦い経験をして初めて、
知ったんです。
だから私は、
もう二度と、
後悔をする選択はしない。
たとえ明日が
人生最期の日だったとしても、
絶対に後悔しない今を生きる。
そうやって、
生きているんです。